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世界のみんなと手をつなぐ

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2012年 01月 13日

あけましておめでとうございます★ ブログ再開!

皆さま、

大変遅くなりましたが…
あけましておめでとうございます。

2011年は多くの人に支えられ、助けてもらい、
一年を過ごすことができました。
ありがとうございます。

ブログの更新が滞っていてすみません…。
連絡をくださった皆さま、ありがとうございます。

11月からバタバタしてしまい、
やっと最近落ち着いてきました。
ブログ再開します!

*******
ジブチでのお正月は、普段と変わらない日常です。

イスラム教のこの国で一番大きなお祝いは、
11月のブログに書いた「タバスキ」「ライード」。
ここでの年末年始は、1月1日がお休みになっただけで、
普段と変わらない毎日でした。

ただ、首都ジブチは港の街。

1月1日0時になった瞬間、
港に泊まっている多くの船から汽笛が聞こえ、
年が変わったことを知らせてくれました。
夜の海と、港・船の光、そして汽笛。
幻想的な空間が印象的な年明けでした。

今年一年、どんな年になるのでしょう。
どんな年にしていくのでしょう。

この年明けの瞬間に感じたコト、考えたコトを大切にして、
過ごしていきたいと思います。

そして、様々な理由により、
今年は活動先が変更になり、
首都ジブチで、残りの任期を活動することになりました。

首都といっても小さな町。
また首都の様子もお伝えできたらと思います。

2012年も引き続きよろしくお願いいたします!
皆さまにとって、素敵な一年になりますように★



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▲映画『猿の惑星』の舞台にもなった「Lac Abee(アベ湖)」の日の出の写真。

# by tewotsunagu | 2012-01-13 23:59
2011年 11月 08日

街から羊が消えた日。

お久しぶりです。


先日無事引越しを終え、
インターネットの契約もしました。

2週間前の話。

しかし・・・

未だにネットがつなげずにいます。

理由は、
申し込みはしたものの、
電話会社内で処理が終わってないのではないか
とのこと。

ということで、
まだ任地の日本人の家にお世話になっています。


*******

3日ほど前から、街から羊が消えました。

消えたというのは言い過ぎかもしれませんが・・・
ぐっ、と減りました。

なぜかというと、

「L'eid (読み方:ライード、イード)」

のため。

ライードはイスラム教の犠牲祭で、
イスラム教徒にとって一番大きなお祭りです。

ラマダン明けから2か月と10日後に行われる、このお祭り。
2011年は11月6日~8日までとのこと。
その中でも、初日の昨日がメイン。

まず、朝6時からお祈り。
※6時からと聞いていましたが、
 結局始まったのは7時でした。



街から羊が消えた日。_b0113414_3294476.jpg


▲前方が男性で、後ろが女性。

ディキルでは街のはずれにある広い広場が
特別なお祈りの場所。
ディキル中から人が集まってきているそうです。



街から羊が消えた日。_b0113414_3315772.jpg


▲鮮やかな衣装。

そしてその後はすぐに、羊をさばきます。
一家に一匹。
この日のために、羊を育て、売るそうです。
一匹あたり、1万ジブチフラン~2万ジブチフラン(約5千円~1万円ほど)。
そのため、この日を境に街から羊の姿が減りました。



街から羊が消えた日。_b0113414_3355982.jpg


▲羊をさばくおじさん。

このときは子どもたちも一緒に見ていました。
子どもたちは羊をしめる過程一つひとつに驚きながら、
その様子をじっとみていました。
このような機会、大切ですね。

命をいただく尊さを感じ、
そしてその後はおいしくいただきました♪



街から羊が消えた日。_b0113414_3402256.jpg




昨年はこの犠牲祭をニジェールで迎えました。

ニジェールでは、「タバスキ」といい、
ジブチと同じように羊をしめて、いただきました。

ただ、違うことは料理方法。

ジブチは、
心臓以外の内臓は捨て、
その日のうちにお肉を煮込んでいただきます。

ニジェールでは、
一日目(裁いた当日)は、内臓を揚げていただき、
二日目に、一日目からじっくり焼いたお肉をいただきます。
このお肉は保存がきく(おそらく2週間くらいだったと思います)ので、
タバスキ後からしばらくの間、羊の肉を食べました。



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▲ニジェール。一日目、内臓。



街から羊が消えた日。_b0113414_3483280.jpg


▲ニジェール。二日間、じっくり焼きます。

同じイスラム教でも、
その土地にあったお祝いの仕方、
その土地にあった調理方法で羊をいただく。

二つの国の違いも見れて、
とても面白い犠牲祭でした。

# by tewotsunagu | 2011-11-08 03:55
2011年 10月 23日

学校の休暇。

ジブチでの活動は学校に関係ありませんが、
やっぱり気になる教育現場。

まだまだ少しだけですが、
学校の授業を見せてもらったり、
先生と話をしたりしています。

そして、ジブチの学校は今お休みです。
(小学校~高校)


なぜかというと・・・


ジブチの学校は、
5週間(か、6週間だったと思います)に一度、
1週間の休みがあるそうです!

そのため、9月に新学期が始まったばかりですが、
10月20日~28日まで学校はお休み。

7月~9月まで学校が休みであることを考えると、
年に三分の一は学校が休みに!!!!!


驚きです!


休みの日がうれしかった
自分の子ども時代を考えると、
子どもにとってはうれしい休みだと思いますが。

これは何のための制度なのでしょうか。
先生たちが休みたいから・・・かな?と思います。


そのため、
今朝も朝から町は子どもの声でにぎわっています。


*******

そして私は昨日無事、引越しをしました!!!

まだインターネットはつながっていませんが。

今日の朝、水道を開いてみると、水がでない・・・。
家には大きなタンクにため水があって、
それが水道につながっているのですが・・・でない。
いろんなところから水が漏れているので、
たまっていた分が流れてしまったのか!?

ということで、
今は昨日まで住んでいた日本人のおうちに
来ていますー。

今日の夜11時以降自分の家の水が出るので、
それにあわせて帰って、
水の準備に励みたいと思います。


そして先日書いたONGの研修。
正式にいけることになりました!

「口に出して、あれやりたい!これやりたい!
といえば、ジブチではつながっていく」
「ジブチは狭い国だから、いろんなところでつながっていく」

という話を、先輩から聞きます。

まさにそれだなーと実感した今回。
つながりを大切に、
一歩一歩進んでいきたいと思います。

# by tewotsunagu | 2011-10-23 20:23
2011年 10月 21日

今日は新月、

ディキルの夜空には、
きれいに星が見えるようになってきました。
冬はもっときれい、とのことなので、楽しみです!


今日も結局引越しはできず・・・。
土曜日にはできるかな!?


******

先日訪れたエチオピアで、
本当にお世話になった方がいます。
そして、その方はとっても素敵な方です!

その方が言っていたことで、
「言霊」と「引き寄せ」ということがあります。

私もこれまで、
自分がやりたいことやほしいものを言葉にし、願い、
いろいろな人やモノ、コトに出会えた経験があるので、
その方の言葉に納得します。


そして、今日「言霊」「引き寄せ」を
実感する出来事がありました!


昨日このブログでも紹介した、
識字教室についての打ち合わせを
自治会長さんと今日する約束をしていました。

時間になり、家に行ってみると・・・

いない。

まぁ、いつものことなので、
そのご近所さんの女性たちと話をしていました。
(町の人と仲良くなることも、仕事のひとつなので!)


女性:「今日はなんでシモン(自治会長さんの名前)のところに来たの?」

私 :「識字教室をやろうって話をしていてさー。その打ち合わせ。」

女性:「そうなんだ。とても大事なことだね!
    少し前の女性たちは学校に行けなかったから
    彼女たちは文字の勉強できていないし。」

私 :「いろいろな人からそういう話を聞くよ。
    女性たちの話をもっと聞きたくて、
    今、女性グループを回っているんだけど、
    ○○と△△以外で、きちんと活動しているところ知らない?」

女性:「そうだねー」

友人:「私知ってるよ。今から連れて行ってあげる!」

突然現れた、友人ファトゥ。
今まで言ったことのない
新しい女性グループに連れて行ってもらいました。


そしたら、なんといいタイミング!
これから会議が始まるとのこと。

代表の女性が、
参加していく?と言ってくれたので、
もちろん参加させていただくことに。

代表:「今日はジブチから人がくるんだよ。」

私 :「へー。」


と話していたとき、
明らかに町の女性とは雰囲気の違う女性たちが入ってきました。


それは、
女性省の省庁の方、Unicef、NGO(広くアフリカで活動しているNGO)のメンバー。

この女性グループは、彼女たちのバックアップのもと、
一つのプロジェクトとして識字教育や衛生啓発を
これまで行ってきたそうです。


ただ今の課題は参加者が減ってきているということ。
うまく根付いていないのかもしれません。


そして打ち合わせの中でNGOの方が
「クミも協力してくれているといっている。
 力を借りて、進めていこう」

やったー! 
(何ができるかわからないけど。この一言で女性グループに入りやすくなる!)


今度首都で、研修があるということを聞いて、
「行ってもいい?」と聞いたら、

「もちろん。調整してみるね!」と言ってくれました。

やったー!
(ジブチで行われている識字や啓発について知れる!)


まずは住民と外部者がどのように活動をしているのか知る貴重な機会。
識字や女性の地位向上の活動について知る貴重な機会。

もし研修への参加が今回無理でも、
次にはつながると実感した出会い。

この引き寄せを、つなげる出会いにしていきたいと思います!

出会わせてくれた、女性とファトゥに感謝!!!


長い日記になりました。
読んでくださり、ありがとうございますー。



今日は新月、_b0113414_5271265.jpg


▲打ち合わせの様子

# by tewotsunagu | 2011-10-21 05:30
2011年 10月 20日

配属先

なんとか明日引越しできそうです!



自分の配属先について触れていないことに気づきました・・・。

ということで、活動先のご紹介です!



さて、私の配属先は
「地域開発センター de ディキル」です。
(略称:CDC =Community Development Center)


具体的にどういうことをするかというと、

「地域にある問題、よくしたいと思っていることを
 地域にある自治会(のようなもの)と一緒に取り組み、
 地域を開発していく」

ということです。
私も地域の自治会と共に、一緒に地域にある問題を解決していく
ということが目的で派遣されています。

施設としては、日本の公民館のような場所で、
・図書室
・ミシン室(ミシンは部品が足りなくて使えない)
・会議室
・遊ぶ部屋(卓球台がある)
・バスケットコート(屋外)
があります。

現状は、CDCの近くにある子どもたちが、
図書館と卓球・バスケなどをして遊んでいることが主です。

学校が休みの日は、
小学生~高校生の子どもたちがここに来て、
朝から晩まで本を読む子が多くいます。
コーランや人体に関する本、世界に関する本、フランス語の辞書・・・。
本当に熱心に読んでいます!

自分では買うことができないから、
毎日図書室に通い、自分のノートに本の内容を写しているコもいます。

学びたい!気持ちがひしひしと伝わってきます!!!


施設の主目的である、「地域開発」。
週1度行われるはずの自治会会議で
現在町が抱える問題、この町をどうして行きたいか
ということが話し合われるはずです。


が・・・

ここに来て3か月経つけれど、一度も行われない!!!!!!

自治会長さん(31歳、女性、子ども2人。同い年(!))は熱心だけれど、
そのほかの人を見たことがない!!!!!!

ということで、最近は待つのを辞め、
自分で町の中にアンケートをとりに行くことにしました。


まずは、フランス語ができる人を対象としたアンケートになりますが、
一つひとつ進めていきたいと思います。

まだはじめたばかりですが、
その中で見えたことの一つ。


女性に対する、識字教室。


アンケートと並行して、
今後どう進めていくか、ジブチ人協力者と相談中です。


家のこと、家族のことで忙しい女性たち。
その女性たちが外に出る時間を作れるのか、
でも、学びたいという意欲を形にできる場を提供したい。

課題はたくさんあると思いますが、
一人でも多くの「やりたい!」を実現する場を作れたらと思います!



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▲私が配属される1か月前(今年6月)にオープンしたばかりの、CDCdeディキル。
 とてもきれいです!

# by tewotsunagu | 2011-10-20 03:30